こちら80代(昭和16年生れ)隠居の凡僧(臨済宗)。 小中高のころの成績はオール3と低レベルでしたが、宿世の縁で19才で禅書に出会いました。 禅書の内容は、その多くは修行者の苦闘と難関突破の物語です。 深く禅定に入って豁然と大悟する物語が痛快で、愚かなるわが身を忘れて出家を願い、28才縁あって僧侶となることができました。 私の若いころは明治・大正生まれの世代が現役で、まだ古風なお坊さんが健在でした。 そういう方々を慕う思いで、我がおさらいの記録です。 臨済宗の僧堂に5年余りいましたが、凡人の修行ではどうにもなりません。 しかしこの道にしがみついています。
(水野庄平・立命大卒)