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古代インドは 仏教誕生以前から、因果応報や輪廻の思想があり,坐禅もありました。 深い精神統一(禅定・ぜんじょう)の達人が存在しました。

修行時代のブッダはアーラーラ仙人とウッダカ仙人に「無想定」を習いますが、当時の最高レベルの禅定をマスターしても

まだ満足できず、ただ一人さらに一段と激しい修行をされた。   そして遂に涅槃の実相を徹底大悟された。 

御年35才の時です。   ブッダが大悟された時に「この涅槃妙心は誰もがもっている。  実に不思議なことだ!」と

言われた。

**涅槃妙心‥‥正法眼のこと。 不滅の慧心。 金剛心。

ブッダは大悟された時の喜びが余りにも大きく、そのままその場で坐禅を十日以上続けられた。

当初は「これほどの体験は私以外には無理だ」と思われたが神々の勧めがあって、遂に伝道の旅に赴かれた。

 

〇 如来蔵経

如来の本性が人々の中に微動だにせず存在している。  輪廻の世界に転生しても少しも汚されない。

 

後年のこと。 プックサはアーラーラ仙人の弟子という。  ある日、プックサは樹下に坐したまうブッダの麗容を見て、

恭しく礼をした。  プックサ「ブッダさま、道においては禅定が第一であります。 この法は心を整え、恐れを絶ち

ます。 師匠のアーラーラ仙人は、かって道のほとりの樹下で坐しておられたとき、50台の車が通りましたが、師匠は

ピタリと禅定のままでした。  これで私は禅定は尊いものだと理解しました」。

ブッダが彼に法を説かれた「プックサよ。  余はかってある村の草屋で坐していたとき、雷が鳴り衝撃で二人が死に、牛が

死んだが、余は禅定にあった。  プックサよ。禅定は尊い道である。」。